Fabulor - シナリオライティングツール

特徴

🎯 ブロック単位での管理

📝 柔軟なブロックタイプ定義

• YAMLベースのスキーマファイルによる柔軟なブロックタイプ定義
• 標準定義（セリフ・地の文）に加えてカスタムタイプを追加可能
• キャラクター管理と感情設定

🎭 プレビュー機能

• 小説形式プレビュー
• 台本形式プレビュー（話者名付きセリフ表示）

🗂️ シーンベース管理

📊 エクスポート機能

📥 テキストインポート

インストール方法

前提条件

• Node.js (v16以上)
• npm または yarn

1. リポジトリのクローン

git clone https://github.com/your-username/fabulor.git
cd fabulor

2. 依存関係のインストール

npm install

3. アプリケーションの起動

npm start

使い方

1. プロジェクトの作成

新規プロジェクト

1. アプリ起動時に「新規プロジェクト作成」ボタンをクリック
2. プロジェクトファイル（.fbl）の保存場所を選択
3. スキーマファイルとキャラクターファイルが自動生成されます

既存プロジェクトを開く

• アプリ起動時の最近のプロジェクト一覧からクリック
• または「ファイルから開く」でプロジェクトファイルを選択

2. シーンの管理

シーンの作成

1. 左サイドバーの「+ 新規シーン」ボタンをクリック
2. シーン名を入力してファイルを保存

シーンの切り替え

• 左サイドバーのシーン一覧から任意のシーンをクリック

シーン名の編集

• シーン名をダブルクリックして直接編集

3. ブロック（段落）の編集

ブロックの追加

1. 右サイドバーの「+ 新規ブロック」ボタンをクリック
2. 選択中のブロックの次に新しいブロックが挿入されます

ブロックタイプの設定

1. エディタでブロックを選択
2. 「タイプ」ドロップダウンから種類を選択
   • セリフ: キャラクターの台詞
   • 地の文: 説明文・描写
   • カスタムタイプ: スキーマファイルで定義したタイプ

ブロックパラメータの設定

• セリフブロック: 話者名、感情を設定
• カスタムブロック: スキーマファイルで定義したパラメータを設定

4. テキストインポート

テキストファイルからシーン生成

1. 「テキスト→シーン」ボタンをクリック
2. テキストファイル（.txt）を選択
3. 自動的にセリフ・地の文が判定されシーンが生成されます

5. プレビュー機能

プレビューの表示

1. ツールバーの「プレビュー」ボタンをクリック
2. 表示形式を選択：
   • 小説形式: 鍵カッコ付きでセリフを表示
   • 台本形式: 話者名を別行で表示

6. エクスポート機能

CSVエクスポート

1. ツールバーの「CSV出力」ボタンをクリック
2. プロジェクトフォルダ内のoutputディレクトリに全シーンのCSVファイルが生成されます

CSVフォーマット

Type,Tag,Arg1,Arg2,Arg3
dialogue,"tag1,tag2",speaker_name,emotion,text_content
narrative,tag3,,,narrative_text_content

7. カスタマイズ

ブロックタイプの定義

プロジェクト名_schema.yamlファイルを編集：

block_types:
  system_message:
    label: "システムメッセージ"
    description: "ゲーム内システムメッセージ"
    requires_text: true
    parameters:
      message_type:
        type: "select"
        label: "メッセージタイプ"
        options:
          - {value: "info", label: "情報"}
          - {value: "warning", label: "警告"}
        default: "info"
      
  stage_direction:
    label: "ト書き"
    description: "舞台演出指示"
    requires_text: true
    parameters:
      action_type:
        type: "text"
        label: "動作タイプ"
        placeholder: "立つ、座る、歩く等"
        default: ""
        required: false
      location:
        type: "text"
        label: "場所"
        placeholder: "舞台上、下手、上手等"
        default: ""
        required: false
      duration:
        type: "number"
        label: "継続時間"
        placeholder: "秒数"
        default: 1.0
        required: false
        min: 0
        step: 0.1

パラメータタイプの詳細

text型パラメータ

parameter_name:
  type: "text"
  label: "パラメータ名"
  placeholder: "入力例やヒント"
  default: ""           # デフォルト値
  required: false       # 必須かどうか

number型パラメータ

parameter_name:
  type: "number"
  label: "数値パラメータ"
  placeholder: "数値を入力"
  default: 0
  required: false
  min: 0              # 最小値
  max: 100            # 最大値（オプション）
  step: 0.1           # ステップ値

select型パラメータ

parameter_name:
  type: "select"
  label: "選択パラメータ"
  default: "option1"
  required: true
  options:
    - value: "option1"
      label: "選択肢1"
    - value: "option2"
      label: "選択肢2"

character_select型パラメータ

speaker:
  type: "character_select"
  label: "話者"
  placeholder: "キャラクターを選択"
  default: ""
  required: false

emotion_select型パラメータ

emotion:
  type: "emotion_select"
  label: "感情"
  default: ""
  required: false

キャラクター定義

プロジェクト名_characters.yamlファイルを編集：

characters:
  main_character:
    name: "主人公"
    emotions:
      - value: "normal"
        label: "通常"
      - value: "happy"
        label: "喜び"
      - value: "sad"
        label: "悲しみ"

プロジェクト構造

your-project/
├── MyProject.fbl                 # プロジェクトファイル
├── MyProject_schema.yaml         # ブロックタイプ定義
├── MyProject_characters.yaml     # キャラクター定義
├── MyProject_scenes/             # シーンファイル格納フォルダ
│   ├── scene_001.json
│   ├── scene_002.json
│   └── ...
└── output/                       # CSVエクスポート先
    ├── Scene1.csv
    ├── Scene2.csv
    └── ...

技術仕様

• フレームワーク: Electron
• 言語: JavaScript (ES6 modules)
• データ形式: JSON (プロジェクト・シーン), YAML (設定)

Fabulor - Efficient Scenario Writing Tool for Creators